炒飯と黄色いハンカチ…「ハロー張りネズミ」第8話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回はこのドラマで最も森田剛が本来のポテンシャルの高さを示す回となりました。

 

 

 

 

ちょっと感傷的な古くささを感じる方もいたでしょうが、昭和世代にはグッとくる人情噺でした。

 

 

 

 

TBS 金曜22時

「ハロー張りネズミ」 第8話

 

主演…瑛太

脚本…大根仁、黒住光

演出…大根仁

 

 

 

 

今回はお腹をくだした五郎(瑛太)に代わって、木暮(森田剛)が依頼人の元殺人犯の中華料理屋の料理人栗田(国村隼)と、

 

 

 

 

事件を起こした時はまだ幼かった息子と娘の居場所を探して会いに行くのを付き合うという回でした。

 

 

 

 

 

木暮の好きな健さん主演映画「幸福の黄色いハンカチ」さながらのロードムービーを見るような内容でした。

 

 

 

 

 

ぶっきらぼうだけど情にあつい木暮が、親身になって栗田の願いをかなえようと努力する姿を森田剛が変に小細工しないストレートな演技で好演し、

 

 

 

 

ベテランの国村と良いコンビネーションでした。

 

 

 

 

会ってくれた娘に栗田が得意の炒飯を作り、娘が泣きながら食べるシーンには泣けましたね。






また、炒飯ってところがね~。いいんですよ。

無性に食べたくなりましたよ。






息子にも会いに行くんですが、娘と違って息子は父親に厳しいですからね。

黄色いハンカチは出してくれませんでした。





それでも死期迫りもう目もかすむ栗田に、木暮は黄色いハンカチが出てると嘘をつくのでした。





葬式には現れなかった木暮は、一人、海辺でいっぱいの黄色いハンカチを掲げて、あの世に旅立った栗田に呼び掛けるのでした。






ほろ苦さの残るラストがこのドラマらしくて良かったです。






こういう回をもっと早い段階で見せたら視聴者も離れなかったのに…と悔やまれます。






今回の評価は…