佐藤隆太の本領発揮ドタバタコメディ…「下北沢ダイハード」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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最近の佐藤隆太は今放送中の「ウチの夫は仕事ができない」でもそうですが、どうも辛気くさい役が多いんですよね。

 
 
 
 
しかし、私めが見たい佐藤隆太は今回みたいな気弱でバタバタするようなコミカルキャラを演じる佐藤隆太なんです。
 
 
 
 
映画の「ガチ⭐️ボーイ」とか、DVDの「THE3名様」とか良かったですからね。
 
 
 
 
 
テレビ東京  金曜24時12分
「下北沢ダイハード」第8話
 
主演…佐藤隆太
脚本…上田誠
演出…山岸聖太
 
 
 
 
脚本の上田誠はヨーロッパ企画という劇団の主宰で、私めの好きなコメディ映画「サマータイムマシンブルース」の脚本(元々は舞台作品を映画化したんですが…)を書いた人です。
 
 
 
 
なので、このドラマの放送前、脚本を書く顔ぶれの中に上田誠の名を見たときから、いつ出てくるのか楽しみにしていたんです。
 
 
 
 
いや~今回はくだらなさでは第1話にも劣らないくだらなさでしたね。
このドラマはこういう「人生最悪の1日」をやはり描いてくれないと…。
 
 
 
 
下北沢で公演中の役者(佐藤隆太)が見に来てくれた女優(臼田あさ美)と飲んでいて、いい雰囲気になり、
 
 
 
 
これからホテルに行こうか…っていうイイ感じになったんですが、人差し指がビンに入って取れなくなってしまい…
 
 
 
 
 
そこからが悲劇の始まりで…トイレに入ってビンを割ってはみたものの、中途半端に残り、しかも割れた口は尖がって鋭利な状態に…。
 
 
 
 
 
するとそこにヤクザが乱入してきて、ビンでうっかり刺してしまい…って展開。
 
 
 
 
 
本人の意に反して、物事はどんどん大げさになってしまうんですが…
指がビンにはまった初期段階から、佐藤隆太の独白ナレーションがセコさ丸出しの軽やかさ笑いを生み出し、
 
 
 
 
 
その後の展開でも、おろおろする感じが実に絶妙でした。
あんなビンで死ぬわけないだろうと思いながらも、ついつい佐藤隆太の演技の熱量でぐいぐい引っ張られて見てしまう感じ。
 
 
 
 
オチはよくありがちな夢オチでしたが、起きたら昼公演に穴をあけていたっていうのが、いかにも下北沢を舞台にしている妙味がありました。
 
 
 
 
佐藤隆太には今後もたまにはこういう役をやって欲しいものです。
本人も今回ノリノリで演じていましたしね。
嫌いじゃないと思います、この手のコメディは…。
 
 
 
 
 
今回の評価は…4