役所広司と寺尾聰でなかったら…「陸王」第2話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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なんとか開発中のランニングシューズ「陸王」のソールに発明した新素材を使わせてもらいたい宮沢(役所広司)と、倒産して借金の取り立てからも逃げているので、より高い金を出してくれるところに使って欲しい飯山(寺尾聰)との交渉のやりとり。

 

 

 

 

演出的にアップが多用されるため、おしさん2人の顔を随分たっぷりと見せられたな~というのが、正直な感想の回でした。

 

 

 

 

TBS 日曜21時

「陸王」 第2話

 

主演…役所広司

脚本…八津弘幸

演出…福澤克雄

 

 

 

 

とはいえ、断られても断られても諦めない愚直な粘り強さを見せる役所と、ひねくれたスネ者ながら熱い職人魂を秘めているのを垣間見せる寺尾のそれぞれ名演技により、暑苦しさは感じずに15分拡大の長丁場を見ることができました。

 

 

 

 

この2人でなくて、演技力に欠ける人が演じたら、とても見られたものではなかったでしょうね。

 

 

 

 

渋々と宮沢のこはぜ屋の作業場に見学に来た飯山が触発されていくシーンは見応えがありました。

 

 

 

 

今回は悪人が鼻をあかされるような痛快なシーンが無かったので、物足りなさも感じなくはなかったのですが、毎回、そうも行きませんからね。

 

 

 

 

 

茂木(竹内涼真)の手元にありながら、なかなか履いてもらえなかったランニング足袋がやっと履いてもらえた時は、ちょっと気分が高まりました。

 

 

 

 

 

茂木と宮沢たちを応援したい気持ちがしっかり固まった回ではありました。

 

 

 

 

シューフィッターの村野役の市川右團次が、顔が濃い上に歌舞伎役者ならではのちょっと大仰な演技で、一人飛びぬけて暑苦しいです。

それが難点。

 

 

 

ピエール瀧の大手靴メーカーの重役が憎々しくていいです。

 

 

 

 

今回の評価は…4