クドカンのあて書きの上手さ…「監獄のお姫さま」第3話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今更ですが、「あまちゃん」が面白かったのは、端役に至るまでキャラクター1人1人を、脚本のクドカンが実にいきいきと描いていたところにあったのは皆さんご存知の通り。

 

 

 

 

彼は舞台作品で、特に自分の所属する劇団、大人計画の役者たちにあてこんで書くことが多かっただけに、役者自身のキャラクターに寄せたあて書きに長けているんですよね。

 

 

 

 

それは三谷幸喜にも同じことが言えて、そういう経験がドラマの方でも活きているわけです。

 

 

 

 

 

TBS 火曜22時

「監獄のお姫さま」 第3話

 

主演…小泉今日子

脚本…宮藤官九郎

演出…福田亮介

 

 

 

 

前回の記事で刑務所所長役の池田成志についてふれましたが、他にも坂井真紀や森下愛子、猫背椿、満島ひかり、菅野美穂、伊勢谷友介、そして今回刑務所に入ってきた姫役の夏帆。

 

 

 

 

 

どの人も、実に生き生きと演じてますよね。

こんな役をやりたかったんだ…って感じ。

 

 

 

 

 

おばさんたちにいたぶられている伊勢谷友介なんて、この人にこういう演技をさせる手があったのかと、目からうろこなところもありました。

 

 

 

 

ただ、そういうクドカンの遊びごごろが、長年コンビを組んできた1話、2話演出の金子文紀なら熟知しているのですが、

 

 

 

 

 

今回演出の福田亮介は、クドカン作品は「ごめんね、青春!」くらいしかやっていなくて、面白みに欠けるところが無きにしもあらずでした。

 

 

 

 

 

それにしてもオバサンたちがここまで堂々と活躍するドラマって…それだけでもユニークですよね。

 

 

 

 

この先はそれぞれフィーチャーしていくんでしょうか?

 

 

 

 

 

今回の評価は…4