どちらかというとホームドラマ色の強い回で、このドラマらしさの薄い回だったので、物足りなさが残りました。
日本テレビ 水曜22時
「奥様は、取り扱い注意」第5話
主演…綾瀬はるか
脚本…金城一紀
演出…小室直子
演出を女性ディレクターが担当したからか、妻たちの描き方に女性同士ならではの強い共感があり、仲良し主婦トリオがより丁寧にしっかり描かれた感がありました。
しかし、その分、このドラマならではの金城一紀的なダイナミズムやストイックさ、ビターな感じは薄まって、生ぬるいものになったのも確かです。
そちらを望んでいる私めとしては物足りなさを感じるのですが、日本テレビのこの枠でやるなら、こんなテイストの方が受け入れられるんでしょうね。
現に番組最高の視聴率を記録しましたし…。
3組の夫婦のありようも明確になり、特に優里(広末涼子)の夫(石黒賢)の無理解は深刻ですね。
今回の菜美(綾瀬はるか)のナレーションで意味深なことを言ってましたが、どうなってしまうんでしょう?三人の関係性も悪化するみたいですが…。
綾瀬はるかのアクションシーンは無いとダメだからか、取ってつけたように三人で踊りに行ったクラブで危ない目にあい、菜美があっさりこらしめてました。
そこだけ浮いた感じになってしまってましたね。
今後もこんな感じになるのかとガッカリしていたら、何やら悪だくみをしているらしき玉山鉄二がラストに登場。
何者なのか気になります。
金城一紀、まだまだあきらめてはないようです。いきなりきなくさくなるんですかね?
今回の評価は…