医師不足の深刻さ…「コウノドリ」第4話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回、私めが心打たれたのは、自分もなかなか家に帰れないのに、業務の合間をぬって、他の病院を回り、医師の派遣を頼み込むも断られる今橋(大森南朋)の姿でした。





「ドクターX」でも描かれた定時になると帰ってしまうゆとり世代の研修医。
生死にかかわる産科や新生児科はそもそもなり手も少ないようで…深刻な医師不足。





必要人数を下回る現場の疲弊を何とか改善したいと徒労になるのも厭わず、頭を下げて回る今橋に強い共感を覚えました。





TBS  金曜22時
「コウノドリ」第4話

主演…綾野剛
脚本…矢島弘一
演出…山本剛義





なぜ、そこまで思い入れを持って今橋を見たかと言えば、自分の今の状況に重なる部分が多かったからなんです。




私めが働くテレビ業界も若いADさんたちがどんどん離職し、深刻な人手不足。
自分の担当する番組に入ってくれる人を探すのが仕事の一つになっているのです。





ま~あまり個人的なことを書くのは控えますが、このドラマは周産期医療を取り巻くさまざまな問題を丁寧に取り上げているリアリティーさが秀逸だと思います。




今回のメインエピソードの自然分娩を望む母親(安めぐみ)の考え方には、正直あまり納得がいきませんでしたが、




妻の考え方に戸惑い、悩みを共有できない夫(前野朋哉)の姿には共感を覚えました。





今回は脚本家が男性でしたから、そのへんの描き方が男性寄りだったのかもしれません。





研修医のジュニアくん(宮沢氷魚)に向かってサクラ(綾野剛)が語る、患者におめでとうと言えるのは産科医だけという話は良かったですね。





まだ粗削りですが、宮沢氷魚はミュージシャンの宮沢和史の息子さんだそうですが、ちょっと楽しみな新人です。





今回の評価は…