善悪が曖昧な現代社会の薄気味悪さ…「明日の約束」第4話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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現代社会って誰が善で誰が悪か、ますます分かりにくくなっているように思いませんか?

 

 

 

異常とも思える凶悪な犯罪を起こす犯人は、近所の人や知人の話ではおとなしくていい人だったとか、好青年だったとかってことよくありますよね。

 

 

 

 

このドラマはそんな善悪が曖昧だからこその不可解さを、一人の男子生徒の死を通じてじっくり描こうとしているんだなと、思えてきました。

 

 

 

 

 

現実によくあるイヤ~な感じを突き付けてくるだけに、見ていて気分が悪くなる人は目を背けて見なくなってしまうんだろうなとも思うんです。

 

 

 

 

フジテレビ 火曜21時

「明日の約束」 第4話

 

主演…井上真央

脚本…古家和尚

演出…小林義則

 

 

 

例えば、ネット上にあげられる動画一つで、たちまちバスケ部の主将長谷部(金子大地)が悪者扱いになって拡散されていき、

 

 

 

 

真実かどうかも良く調べず正義漢ぶってマスコミがそれに乗っかり、より追い詰めようとする。

 

 

 

 

ジャーナリストの小嶋(青柳翔)という男は常に不気味な感じで、正義をふりかざしながら、こいつの方が余程悪いのに、それがイヤ~な感じを色濃く醸し出していますよね。

 

 

 

 

長谷部が死んだ吉岡(遠藤健慎)をいじめていたのではなく、実は喫煙した長谷部を逆に吉岡が脅して、レギュラーにしてもらおうとしていた…という事実。

 

 

 

 

そんな事実がありながら、相変わらず自分の非を何ら認めることなく、

学校側を責めようとする吉岡の母親(仲間由紀恵)のあつかましさ。

 

 

 

 

悲劇の母を装っているこの母親の心の闇の深さは、どこまで深いのか想像もつきません。

 

 

 

 

見ていてイヤ~な気分になるんですが、そのあとに「監獄のお姫さま」を見て気分を立て直せるので、見続けられるのかもしれません。

 

 

 

 

しかし、もうちょっと話を進めて欲しいですね。

今回の評価は…4