散々、悩んだ末に「蛤振してます」って…(笑）
馬場カヨ（小泉今日子）ったら、そりゃ若井（満島ひかり）から「愚鈍！」って怒られますよ。
お節介で一生懸命なんだけど、愚鈍だから残念っていう愛すべき馬場カヨのキャラクターが、小泉今日子はだんだん板についてきましたね。
何かやらかすたびに胸のバッチの色が変わる感じも楽しめるようになってきました。
ＴＢＳ 火曜22時
「監獄のお姫さま」 第４話
主演…小泉今日子
脚本…宮藤官九郎
演出…坪井敏雄
クドカンの脚本の上手いところは、連ドラならではの連続性をもったネタの散りばめ方の上手さというのもありますね。
私めのお気に入りキャラの護摩所長（池田成志）が作ったらしい「ざんげ体操」とか、さっきのバッチとか、今回はまさかのラストシーンでの感動に結び付いた「お昼ごはんのうた」とか…
繰り返していくことで、それを上手く使っていくというのが、たまらない面白さになっています。
そういう意味で、女囚たちの過去を再現していく時に、吾郎（伊勢谷友介）が別に人物として使われていくっていうのも見どころで、
今回も姐御（森下愛子）のダンナ（高田純次）の子分役や、財テク（菅野美穂）のダメな父親役と、大活躍でした。
伊勢谷友介、ホント頑張ってますね。本人も楽しんでるんでしょうけど。
…で、以前、再現では吾郎が演じていた馬場カヨの夫（赤堀雅秋）が、その姿を現しました。
イヤ～、こりゃ刺すわなっていう酷いダンナでしたね。
演じたのは劇団の主宰で映画監督もやるし脚本も書くし、演技者でもある、クドカンと同じようにマルチに活躍している人ですが、あまり連ドラでは顔なじみのない人だけに、より不気味さがありました。
この夫との面会とは対の感じで、検事の長谷川（塚本高史）が息子の面会分を使って来てしまう間抜けな面会が面白かったですね。
塚本高史がいいボケっぷりで、吾郎の拉致現場にもこの長谷川が加わったのでより面白くなりそうです。
今回の評価は…