母になる人生、ならない人生…「コウノドリ」第7話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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私めの夫婦は子供がいません。作らなかったのはどちらかの身体的な原因ではなく、家内が欲しがらなかったんです。






私めのような不規則かつ無駄に忙しい職業ですと、育児は任せきりになり、同業者の奥さんにもかなり育児ノイローゼになる人がいました。






そのために家内は子作りに二の足を踏み、タイミングを逸して夫婦水入らずの暮らしを続けてきました。
今回このドラマで、子宮を全摘することになった小松(吉田羊)が向井(江口のりこ)に言った
「お母さんになる人生とならない人生、何が違うのかな?」
という言葉に私めはハッとさせられました。





お母さんにならない人生を家内に選ばせてしまったんだな、それを家内は本心ではどう思っているんだろう?
私ごとをまず書いて恐縮ですが、そんな複雑な思いにかられながら今回見たんです。





TBS  金曜22時
「コウノドリ」第7話

主演…綾野剛
脚本…矢島弘一
演出…山本剛義






小松がお母さんにならない人生を受け入れるまでの過程を、まわりの人物を巧みにからませながら、実に丁寧に愛情をこめて描いていましたね。






小松にこれまで何度も救われてきたサクラ(綾野剛)と四宮(星野源)、小松の命は救ってはあげられるけど、子宮を失う喪失感のフォローはできない苦しみ。





小松のためだけにピアノを弾いたサクラ。
全摘の覚悟を決めた小松の涙…




手術に入る前、麻酔されるのを止め、深呼吸して「よし、大丈夫」と最後の覚悟を決める小松…





手術後、めざめた小松のベッドサイドに置かれたサクラと四宮からのジャムパンとカップ焼そば…





自宅療養中の小松を訪ねた向井に…
「私の中から大事なものがなくなっちゃったけどさ、私には仲間がいるからさ!」





どれもこれも心に響きました。
いつも明るくみんなを元気づけてきた小松だけに、その一つ一つの涙に胸をしめつけられるものがありました。





吉田羊の吉田羊ならではの名演技でした。
この役は彼女の女優人生を語る上で非常に重要な役であることは間違いありません。






次回は白川(坂口健太郎)にトラブルが起きるようです。
そして、四宮に引き抜き?
どうなるんでしょうか?







今回の評価は…