脇のキャラクターに面白みが…「先に生まれただけの僕」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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私めはこのドラマをある種の群像劇ととらえていて、脇のキャラクターのキャラづけがしっかりとなされているため、





回を重ねるに従っていろいろと関係性に変化が生じたりして面白みが増しています。




そのへんに脚本の福田靖の熟練を感じます。





日本テレビ  日曜22時30分
「先に生まれただけの僕」第7話

主演…櫻井翔
脚本…福田靖
演出…水田伸生



さまざまなキャラクターの中で、私めの一番のお気にいりは風間杜夫演じる柏木事務長。




トラブルが起きるたびにアタフタして、鳴海(櫻井翔)に敬語だったりため口になったり、鳴海との関係性も面白いのですが、





ここに来て、鳴海の婚約者の聡子(多部未華子)と仕事帰りにたまたま会って甘味屋でお茶するシーンが毎回あり、これが楽しみになっています。





柏木が親切ごかしに聡子の話を聞いてあげながら、鳴海の私生活を把握しようとするゲスさが何ともたまりません。




風間杜夫ってホント良い役者だなと惚れ惚れします。
落語をイヤホンで聞きながら変な笑い声を出して歩いているとか、いかにもな感じでたまりません。





第2のお気にいりは高嶋政伸演じる加賀谷専務。こちらも鳴海と聡子の仲を引き裂こうとしたり、ヒールっぷりは相変わらずですが、





今回面白みが増したのは、次女が母親(西田尚美)と恵明館のオープンキャンパスや学校説明会に参加していて入学したがっているというのが分かったことで、





家では妻や娘に軽んじられているさまが、何ともおかしかったです。





そして、第3のお気にいりは荒川良々演じる郷原ちゃん。





3年生担任トリオのあとの2人(秋山菜津子、池田鉄洋)に裏切られ、スネスネモードの郷原ちゃん。





また、2人がすり寄ってきたから、職員会議でデカイ態度に出たら、またすぐ裏切られたり…





郷原の小物ぶりが私めのツボです。





ところで今回のメインのエピソードは、そこまで学校が介入しなくても…というのがどうしても最後まで引っ掛かりました。




本人が幸せな家庭を望んでいるなら、いいと思う私めは甘いんですかね。




でも、これだけ真剣にみんなに心配され、アドバイスされるほのかちゃんは幸せな子だなと思いましたね。




後味の良い回でした。





今回の評価は…