気を取り直して今回の感想を…(笑)
今回はこのドラマの長所短所がごちゃまぜの回でした。
ま~毎回そうですけど…。
TBS 日曜21時
「陸王」第6話
主演…役所広司
脚本…八津弘幸
演出…福澤克雄
前半のニューイヤー駅伝のシーンはホンモノさながらにセットを組み、大量のエキストラ。
その人海戦術は圧倒的でしたね。
ニューイヤー駅伝のスポンサーのヤマザキの社名もバッチリ入っていて、さすが陸王のパンをコラボで売ってるだけはあるな…と。
ヤマザキも結構お金を出してるんでしょうね。
ホンモノ通りに実際の場所でやっているリアルさが、おのずとレース展開を引き付けるものにしていました。
ライバル毛塚(佐野岳)と、茂木(竹内涼真)の競り合いは、そうなるとは思いながらも、
スポーツ観戦感覚でワクワクしましたね。
アンカーを引退する平瀬(和田正人)がラストランで走ったのも感動的でした。
和田正人は実際に箱根駅伝経験者なので、走りっぷりが見事でしたね。
平瀬のゴールシーンは収録現場のただならぬ熱を感じました。
私めはひねくれなので、感動感動の押しつけっぽいゴールシーンより、その夜、風呂場で監督(音尾琢真)に優しい言葉をかけられ涙する平瀬にぐっと来ました。
さて、せっかく陸王は茂木の力走で良いデビューを果たしたのに、肝心の商品の売れ行きはさっぱりで…
おまけに縫製技術は陸王にはかなわないと知った小原(ピエール瀧)は本気でこはぜ屋をつぶしにかかり、アッパーの素材を提供する橘(木村祐一)を金の力で抱き込みます。
いくら金をかけてもかなわない縫製技術というのがミソで、こはぜ屋の武器が世界的なメーカーのアトランティスの脅威になっているのが実に皮肉で、興味深かったですね。
橘が自分の会社を守るために、アトランティスにつくのは仕方ないことで、俺が他の素材を探すと父親を力付ける大地(山崎賢人)が頼もしかったですね。
ま~それにしても後半のアップ、アップの多用にはいささか辟易しましたし、
感動をあおろうと流れる「ジュピター」にも、うんざりしました。
しかし、救世主のように現れるらしき松岡修造が心配です。
今回の評価は…