みんな出てれば出てるで…「ドクターX」第9話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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このドラマ、主演クラスが脇にいる豪華キャストで、おまけに米倉涼子のギャラも高騰しているって噂もあり、




レギュラーの誰かしらが休むって回が続いてましたが、今回は久しぶりに皆さん勢ぞろい。




出てれば出てるで、それぞれに見せ場を作らなくてはならず、スタッフも大変です





テレビ朝日  木曜21時
「ドクターX~外科医・大門未知子~」第9話

主演…米倉涼子
脚本…寺田敏雄
演出…松田秀知






とはいえ、このドラマのスタッフは職人芸的にうまく役者たちをさばきますよね。
ちゃんとそれぞれに見せ場を作った上で、メインのエピソードも見ごたえのあるものにしている。





だてに毎週20%以上、視聴率を取っているわけではないクオリティーの高さをしっかりと示した回でした。





中でも強く感じるのは、
草刈正雄、岸部一徳、西田敏行のベテラン三人が出ていることの重み。





新キャストの草刈正雄が加わったことで、草刈とからむ時の岸部や西田がぐっと良くなっているのが今シリーズの収穫です。






今回も神原が内神田に今。大門(米倉涼子)がやろうとしている手術だけはやらせて欲しいと頼むシーンには、




医師として真逆の 道を歩んできた二人の対比が浮かび上がり、




いつもはおねえ言葉の神原に渋みが増し、愛弟子の大門を思う心がよく伝わりました。




また、とかくおふざけ演技の多い西田敏行の蛭間ですが、今回は内神田が持ち込んだ患者のレントゲン写真が内神田自身と気づくあたりは、





さすがに西田敏行らしい上手さを見せてくれて、草刈正雄との腹の探り合いは毎回見ごたえがあります。




こういう大人の演技が見られる作品が減っていることが、嘆かわしく思います。





いよいよ、次回は最終回。
大門はどんな病気なんでしょう?





今回の評価は…