何もしてあげられない夫の苦悩…「コウノドリ」第9話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回は何度も流産を繰り返す不育症に苦しむ妻(野波麻帆)と、そんな妻に自分は何をしてあげられるかと苦しむ夫(高橋光臣)のエピソードがメインの回でした。




TBS  金曜22時
「コウノドリ」第9話

主演…綾野剛
脚本…矢島弘一
演出…韓哲





私めは不育症ってものがあることを今回見るまで知りませんでした。




流産しやすい人がいるってことは耳にしたことはありますが、なぜそうなるのか原因は分からないようですね。





妊娠したと喜んでも、お腹の中で死んでしまうって、それはそれはツラいでしょうね。




しかも、それを繰り返したら、いくら子どもが欲しい夫婦でも心が折れそうになるのも無理はありません。




自分のせいでと自らを責めがちの妻に、夫は何をしてあげられるのか?




悩む夫はサクラ(綾野剛)に相談し、サクラは前向きな言葉で夫を励まし背中を押します。




ピアノを買い、妻の好きなベイビーの曲を練習する夫。
そんな形で自分を勇気づけようとしてくれることに感謝し、涙する妻。





ようやく胎児の心拍を確認できた時はもらい泣きしました。
救いのある結末で良かったです。





今回はメインのエピソードをじっくりと見れて良い回でした。




そして、メイン以外では、自分の代わりに難しい出産をしてくれた息子の四宮(星野源)に、まだ負けないぞと言いながら、




病床で父親(塩見三省)が握手を求めて、親子が握手するシーンも感動的でした。





地方病院の産科医として歩み続けてきた父親の誇りと、東京で成長した息子を見る喜び。
塩見三省のいかにも偏屈な面構えながら見せる情の厚さが出色でした。





あと、救命医として、下屋(松岡茉優)がちょっと認められるシーンも、
今橋(大森南朋)と小松(吉田羊)が一緒に呑みながら、お互いをいたわり合うシーンも、それぞれに良かったです。






今回の評価は…