ハリカ(広瀬すず)と病床の彦星(清水尋也)とのチャットでのやりとりです。
お互いをいたわりながら、毎回ビビッドなやりとりをする二人が醸し出す透明感は、私めの好きな世界観なんてす。
日本テレビ 水曜22時
「anone」第5話
主演…広瀬すず
脚本…坂元裕二
演出…水田伸生
これまで指摘してませんでしたが、広瀬すずも清水尋也も声がイイんですよね。
特に、いつ死ぬかわからない彦星が、死にからんだことを、深刻にならず淡々と話す時の、清水尋也の声は、
ベタついた感傷がなくて、それが救いになりますね。
今回の彦星の夢の話も、パン屋にパンを買いに行くこともままならない彦星の切なさが、ひしひしと伝わりました。
清水尋也は独特の雰囲気を持っていて、今後期待の若手です。
ハリカと亜乃音(田中裕子)と舵(阿部サダヲ)、るい子(小林聡美)の4人で擬似家族の暮らしを始めたら…
平穏は続かないもので、中世古(瑛太)が4人に偽札作りを持ちかけます。
中世古という男は何を企んでいるかまだ不透明な部分も多く、
無表情で淡々と偽札の話をするくだりは不気味さを漂わせて、狂気すら感じました。
こういう時の瑛太は凄みがありますね。
中世古の心の闇の深さを感じさせました。
今回の評価は…