もう引き返せない負のスパイラル…「anone」第7話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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改めて書きますが、このドラマは同じ脚本、演出コンビによる「Mother」や「Woman」と比べるのもはばかられるほどの失敗作てす。





視聴率が絶対評価ではないと私めは日頃主張していますが、初回から右肩下がりに数字が下がり続け、オリンピックによる休止をはさんだ今回は関東地区では5%を割り、4.9%になってしまいました、




視聴率が好調な日本テレビでこの数字は一大事です。フジテレビで出るのとはエライ違いですから。





ここまで下がるというのは、視聴者に拒絶されたという証でもあります。
ちなみに初回は9.2%でした。




日本テレビ  水曜22時
「anone」第7話

主演…広瀬すず
脚本…坂元裕二
演出…水田伸生




私め、思うに脚本の坂元裕二がこのドラマの構想段階でニセ札作りのアイデアを口にしたら、





プロデューサーや演出家は「先生、それは無いです!」とはっきり否定すべきでした。
それを良しとしてしまった時点でこのドラマの失敗は決まったようなものです。




亜乃音(田中裕子)とハリカ(広瀬すず)とるい子(小林聡美)、3世代の家族関係に恵まれなかった女性が出会い、疑似家族のようになり…って話で良かったはず。




余命半年の持本(阿部サダヲ)もニセ札作りも中世古(瑛太)も要らなかった…。





今回の第7話で亜乃音とハリカの二人のシーンがしみじみ良かったので、余計にそう思いました。





亜乃音は義理の娘の玲(江口のりこ)と、るい子は息子と、どう関係を修復できるのか?





ハリカは彦星(清水尋也)を救えるのか?
それだけでも十分だった気がするんです。





なまじ現実離れしたニセ札をからませたために、どんどん変な方向に進む負のスパイラルにはまってしまった。
これだけのキャストを揃えながら実に残念です。




今回の評価は…