2話かけてすべての問題を見事に収束…「アンナチュラル」第9話、最終回 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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ラスト2回は2話連続でしたのでまとめて書きます。
最終回をバタバタと終わらせてガッカリさせられる連ドラが昨今多い中、このドラマは最後まで期待を裏切らない完成度の高さで終わってくれました。






TBS  金曜22時
「アンナチュラル」第9話(3/9)、最終回(3/16)

主演…石原さとみ
脚本…野木亜紀子
演出…竹村謙太郎(9)、塚原あゆ子(終)





これまでチラチラと描き続けてきた中堂(井浦新)が恋人の死の真相解明、更に出版社のスパイとしてUDIラボの情報を流していた久部(窪田正孝)の処遇、そして、ダーティーに立ち回ってきたライターの宍戸(北村有起哉)への断罪…





すべてを見事に収束させていく脚本でした。
キャストもすべてのキャラクターがきちんと機能し、それぞれ見せ場で申し分のない演技を見せ、見ごたえたっぷりのラスト2話だったと思います。






このドラマが優れていたのは、法医学を扱うこれまでのドラマと一線を画するように、死因解明の手段を各話さまざまなパターンで見せたところにありました。







そして、最終回はついに死体が無いので、法医学的には手も足も出ない状況に追い込まれるというピンチが描かれました。






亡くなった恋人がアメリカの田舎町で火葬されず土葬されたと分かってからの一気呵成の展開には、固唾をのんで見守りました。







その前の中堂が宍戸に毒を盛って、白状させようとし、ミコト(石原さとみ)らが止めに来るシーンも、井浦新と北村有起哉の迫力の演技で、スリリングでした。






連続殺人犯役の尾上寛之も薄気味悪く狂気を演じ、割と善人役の多い人でしたから、目をみはるものがありました。






このドラマはゲストの好演が毎回際立っていましたね。
知名度や派手さより実力を重視するキャスティングにも賛辞を送りたいと思います。





ぜひ、続編があることを望んでやみません。
第9話、最終回ともに評価は…