脇のキャラもみんな愛すべき人物に思えてくる…っていい連ドラの条件でもありますよね。
このドラマは当初は違和感のあるキャラクターもいて、見続けるのはシンドいかなと思っていたのですが、
だんだん愛すべき人物になっていったり、新キャラが更に登場したりで最後まで楽しんで見ることができました。
フジテレビ 月曜21時
「海月姫」 第9話(3/12) 最終回(3/19)
主演…芳根京子
脚本…徳永友一
演出…山内大典(9) 石川淳一(終)
第8話のラストで月海(芳根京子)に天水館に戻ってくるように呼びかけましたが、
今、自分が戻ったら尼~ずのみんなは天水館にいられなくなるため、カイ(賀来賢人)のもとにいることに…。
海外に行ってしまう月海を何とか奪い返そうと力を合わせる蔵之介(瀬戸康史)と尼~ずたち。
それに稲荷(泉里香)や花森(要潤)も加勢。
もうだめかと思ったら、カイの秘書ファヨン(伊藤ゆみ)の裏切りで、月海は日本に残ることに…。
第9話は修(工藤阿須加)がやけにグイグイと押す回でしたね。
せっかくプロポーズのクラゲリングを月海にプレゼントしても、あまり心に響かない感じが哀れでした。でもよく修はここまで成長しましたね。
第10話は天水館を出ていく前にみんなで卒業制作にまたドレスを作ろうってことになり、
修の以前の善行のおかげで江の島水族館でショーをやれることに…。
ノムさん(安達祐実)やニーシャ(江口のりこ)も再登場。二人とも今クールは掛け持ちでご苦労さんですね。
最終回はジジ(木南晴夏)ややっと顔が見られたばんば(松井玲奈)や、着物しか着ない千絵子(富山えり子)までドレスを着て、ショーに登場。
母親(若村麻由美)のサプライズ登場に倒れてしまった蔵之介の代わりを十分果たしました。
このドラマは自分の興味以外はできそこないの尼~ずたちの成長ぶりも微笑ましく描いてくれましたね。
そして、ラストは男姿で堂々と尼~ずの前に現れた蔵之介が月海の手をつかんでステージに。その直前に「愛してる…」って短く言うところは、やけにカッコ良かったですね。
最後の最後には尼~ずたちにご託宣を与えていた目白先生(滝藤賢一)が登場。まさかの男だったというオチ。
長髪の滝藤に笑いました。
このドラマ、しり上がりに良くなってきたドラマでした。
稲荷や花森ら、愛すべきキャラの働きぶりも印象的でした。
第9話、最終回ともに評価は…