ビターさがクセになる…「ヘッドハンター」第2話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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転職がテーマのこのドラマ。扱っているのは、会社でかなりのキャリアを積み、他社に動くヘッドハンティングがらみの転職です。





おのずとそこには現実的な思惑がいろいろからんでも来て、今回は初回より更にビターさが増し、いろいろ考えさせられる展開でした。




私めはこういうキリッと辛口な、日本酒なら純米酒のようなドラマは大の好みです。





テレビ東京  月曜22時
「ヘッドハンター」第2話

主演…江口洋介
脚本…林宏司
演出…星護




今回ターゲットにされたのは、大手企業グループに吸収合併された会社の社員だった柳井(正名僕蔵)。ベンチャー企業でそのノウハウを必要とされての転職。




しかし、メインゲストは柳井役の正名ではなく、その大学からの親友で今は上司の営業部長の郷原を演じる高嶋政伸の方。




高嶋政伸と正名だと「DOCTORS」の名コンビぶりが印象に残ってますが、今回もこの二人ならおふざけがあるのかと思いきやさにあらず。




至ってシリアスな展開で、自分の保身のためにも柳井の転職を阻止しようと躍起になる郷原。




吸収された会社の人間なので、役員たちにもへりくだって今の地位に何とかなったのですか…




黒澤(江口洋介)の狡猾な手練手管で、柳井は郷原の慰留も聞かずに転職。去り際にずっと昔から嫌いだったとまで柳井に言われてしまうんです。





郷原は責任を取らされ閑職に降格。黒澤と会っている店で、部下たちが自分の悪口を言い合っててるのまで聞いてしまいます。




何とも中年サラリーマンの悲哀を感じましたね。
部下たちに一喝する黒澤の言葉は溜飲が下がりました。




何のために働いてきたのか?
黒澤が郷原に聞いた問いかけが改めて苦く感じられる結末でした。





今回の評価は…