非正規教員の悲哀…「やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回は前回に続いてのエピソードで、非正規教員である宇野(佐藤隆太)の悲哀がほろ苦く描かれました。




NHK   土曜20時15分
「やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる」第3話

主演…神木隆之介
脚本…浜田秀哉
演出…佐々木善春




宇野が顧問を引き受けさせられたバドミントン部で、女子部員が練習中にケガする事故が起きてしまいます。




その親は学校の監督不行き届きだと、弁護士を立て訴えると言ってきます。
今はそんな感じになるんですね。




何とか穏便にすまそうと校長(小堺一機)はあたふたしますが、他の部員への聞き取りで、その時宇野が居眠りしていたことが明らかに…。





田口(神木隆之介)がどうこうするレベルを越えたので、高城所長(南果歩)が対処。何とか示談を成立させますが、




宇野はブラックな職場である学校を訴えたらという田口のアドバイスには乗らず、




三浦(田辺誠一)に紹介してもらった塾講師になり、教員を辞めることになります。





非正規の教員は代わりがいるから…という校長の言いように問題の根深さを感じました。安い給料で長時間休みもなく働かされたから起きたことなのに…。




お別れ会をやるからと言ってくれたけど、万引き事件が起き、なし崩しになってしまうのも、追い討ちをかけるようなツラさで、





教員たちのブラックな職場を無意識に容認している感じにゾッとしました。





その筆頭的な三浦が帰宅すると妻の書いた離婚届を見つけるのも何とも皮肉でした。





これまでの学園ドラマにない社会派の切り口に引き込まれるドラマになっています。





今回の評価は…