今回は面白かったって、初めて素直に書ける気がします。
これでこそ、古沢良太!って出来の回でしたね。
フジテレビ 月曜21時
「コンフィデンスマンJP」第7話
主演…長澤まさみ
脚本…古沢良太
演出…三橋利行
今回は「家族編」という随分ざっくりとしたサブタイトルでしたが、
実はシンプルながら深い意味のあるタイトルでしたね。
毎クール、どこかしらの連ドラには必ず出演している竜雷太がメインゲスト。
死期の近い富豪役で、その遺産をいただこうと、愛人との間の娘になりすましてダー子(長澤まさみ)と、その彼氏を演じるボクちゃん(東出昌大)が乗り込む話。
富豪のそばには正妻との間の子たち(岡田義徳、桜井ユキ)がいて、ダー子のことを怪しむんですが、
実はこの二人も遺産目当てに近づいた詐欺師コンビだと分かり…という展開。
ホンモノの正妻との子として現れた二人(中尾明慶、前田敦子)も実はニセモノというのは、不覚にも私めも騙されたし…
地味なお手伝いさん(阿南敦子)が実は最後の愛人で、ダー子たちより大金を貰ったというのもちょっと意外で驚きました。
結局、ニセモノばかりの疑似家族でも、家族らしいことができて喜んで死んでいったというオチもしんみりとしたもので、いいオチでした。
二転三転していく小気味良さや、人生のほろ苦い哀歓、古沢良太の脚本は今回はよくできていました。我慢して見続けていた甲斐があります。
今回の評価は…