「モンテ・クリスト伯~華麗なる復讐~」第8話
主演…ディーン・フジオカ
脚本…黒岩勉
演出…西谷弘
幸男への周到な追い詰めっぷりを前回見ただけに、失敗したからと言って、
幸男の病室にやおら乗り込んで行って、点滴の液に何かを注入して殺そうとするのは、あまりに直接的すぎて真海らしくなかったですね。
しかも、そこに幸男の妻・すみれ(山本美月)が入って来て、お前がやれって委ねるのも、
ここまで周到にやってきたのに、急に杜撰だなとがっかりしました。
案の定、すみれはなかなかできずに、幸男は元気になり、すみれを人質に真海に逆襲するようです。
なぜ、こんな手抜きをしたのか謎です。
最終回で意図が分かるんでしょうか?
一方、神楽(新井浩文)はヤミ金の連中に拉致され、どこかに監禁されましたね。
最も手強そうな入間(高橋克典)は、真海が暖だと分り、それを証明してみせますが、
人殺しをした安堂(葉山奨之)が自分と留美(稲森いずみ)の間の子と真海に告げられ、証明した書類も燃やさせられます。
今回、真海らしいアプローチは入間家への接触で…
信一朗(高杉真宙)が好きなのが入間の娘・未蘭(岸井ゆきの)と知り、その未蘭を入間の後妻・瑛里奈(山口紗弥加)が殺そうとしているのも探り出します。
信一朗には幸せになって欲しいと言う真海の言葉はウソには聞こえなかったので、
未蘭が殺されそうなのを、信一朗を使って真海は阻止しようとしたんでしょうね。
狂気にかられたような山口紗弥加のイカれた目の怖さは相変わらず。いや回を追って磨きがかっています。
ここの家は夫婦ぐるみ、懲らしめられて欲しいですね。高橋克典もなかなか憎々しげでいいです。
とにかく未蘭ちゃんは助かってほしい。
最終回は2時間スペシャル。
真海がいかに復讐をコンプリートするか、お手並み拝見ですね。
今回の評価は…