「美女と野獣の超・格差恋愛!高嶺の花が地上に舞い下りたとき、二人はまさかの恋に落ちる…!」
こう書かれていたら、私めと同じ世代の方は「愛と誠」をイメージするかもしれないし、
同じ野島伸司脚本の「101回目のプロポーズ」をイメージした方もいるでしょう。
私めは石原さとみと峯田和伸なら、「やまとなでしこ」みたいになってくれたらと思ってもいたんですが…
日本テレビ 水曜22時
「高嶺の花」第1話
主演…石原さとみ
脚本…野島伸司
演出…大塚恭司
始まって早々にヒロインはストーカー化して、破談になった元婚約者に近づけない身になってたり、
自転車乗り回して、うっかり転げ落ち、自転車壊すわ、服は泥まみれになるわ、自転車屋に汚れた足を洗わそうと足を投げ出すわ…
あれ?名家の令嬢で高嶺の花って設定のヒロインじゃなかったっけ?と、目を疑いました。
おまけに言葉づかいも粗っぽいし、キャバクラ嬢のふりまでできる。
なんだ、これ?
せっかく「アンナチュラル」で抑えた演技を見せた石原さとみが、またいつもの石原さとみ的なクセの強い演技で演じるから尚更です。
しかも華道の家元の娘として才能に優れているところもちゃんと見せてくれず、
どうせ、結婚したらやめるつもりだった…とか言わせてしまっている…
この初回はヒロインの負の部分を見せすぎたように思います。
脚本の野島伸司が気合いを入れすぎて暴走したんでしょうか?
だったら誰か止めないと…。
きっと石原さとみから脚本を熱望された野島伸司は、こんな役をやらせたかったんでしょうね。
う~~ん、とはいえ、このヒロインがこの先どんな恋愛をするかを見ていきたいという視聴者の気分を高めたでしょうか?
はなはだ疑問です。
第2話で視聴率がどれだけ下がるかが気になります。
心の傷を癒すため、誰でもいいから優しい男と付き合えと娘にクールに言う小日向文世の父親は良いし、
野心満々な感じの華道界の新興勢力のリーダーを演じる千葉雄大もクセ者の本領発揮で良いんですけどね。
う~~ん、様子見します。
今回の評価は…