リアルな経済ドラマというより、劇画チックな経済エンターテイメントという感じにしたいようです。
テレビ朝日 木曜21時
「ハゲタカ」第2話
主演…綾野剛
脚本…古家和尚
演出…和泉聖治
両方ご覧になった方はお分かりいただけると思いますが、同じ池井戸潤原作の「下町ロケット」でも、
三上博史主演のWOWOW版と阿部寛主演のTBS版では全く違うように、このドラマはNHK版とは別もののようです。
なので、比較することはナンセンスなので今後はやめます。
前回の記事で綾野剛が役作りをしすぎと指摘しましたが、こういう作りに作品自体するなら、
あれぐらい劇画チックに髪形やらメガネやら仕草やらしないとダメなのは分かりました。
あとはこういう劇画チックなノリを受けいれるかどうか、視聴者それぞれの好みの問題ですね。
私めはこれはこれで楽しんで見る方です。
こうなるとハゲタカにやりこめられる敵役が大事で、
今回のゲストのかたせ梨乃のようにアクが強いと良いんですよね。
小林薫のしたたかな銀行の常務も、実に良いですね。
ただね、なんだろう…綾野剛の鷲津が吠えれば吠えるほど、作品が安っぽく薄っぺらになっていく気がします。
明らかにやりすぎ、鷲津がバカっぽく見えます。
もうちょっと人間的な深みを描いて欲しいです。
今回の評価は…