部分的に感動はするんだけど…「グッド・ドクター」第3話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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私めは歳を取るにしたがい、どんどん涙腺がゆるくなっており、



今回のラジオ体操のカードのくだりとか、そこだけでいともたやすくグッと来ちゃうんです…





しかし、だからといってこのドラマは手放しで誉めるわけにもいかず…





フジテレビ   木曜22時
「グッド・ドクター」第3話

主演…山﨑賢人
脚本…大北はるか
演出…相沢秀幸





やはり、いざ評価しようと冷静になると、気になる部分がいろいろあって、高い評価にはしづらいんですよね。





医療ドラマには秀作が多くて、要求するレベルが高くなっている…ってところもあるでしょうが…




高山先生(藤木直人)がいないとダメな小児外科なのに、なんで謹慎にしてるの?とか、




たらい回しで来て、既に危険な状態だと、手術前になんで両親に説明しなかったの?とか、




なんで両親は医療ミスだと決めつけたの?
解剖にまわしたりしたの?とか、




両親の言動が唐突で、描き方が浅いから、あんなに怒っていたのが、急に湊(山﨑賢人)の渡したカードで殊勝になるのが…




なんだか視聴者を感動させたい、主人公のピュアさを強調したい、という作り手側のご都合主義にも思えたんです。





夏美(上野樹里)の小児科医としての成長を見せるエピソードにシンプルに終始していれば、そんな引っ掛かりは無かったかもしれませんがね。




上野樹里も、山﨑賢人も、両親役の高橋洋、前田亜季もみな好演していただけに、もっと細やかにかつ丁寧に描けなかったかと、脚本の未成熟さに失望しました。




前2回の脚本家でなく、今回は連ドラのメイン経験の無い若手脚本家が担当でしたからね。





デリケートなテーマだけに、このドラマはやはり熟練のベテランに書いて欲しかったです。





今回の評価は…