径子の息子の健気な決断…「この世界の片隅に」第4話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回は夫の死後、姑との折合いが悪く、娘を連れて実家に帰っている径子(尾野真千子)と、母親に会いに来る息子とのエピソードに胸をしめつけられました。




TBS  日曜21時
「この世界の片隅に」第4話

主演…松本穂香
脚本…岡田惠和
演出…吉田健




広島から径子を訪ねて息子の久夫は一人でやって来ます。
久夫は男の子で父親の家を継がなければならないので、ホントは母親や妹と一緒にいたいのに我慢をしているわけです。





久夫が訪ねて来てくれて、径子は単純に喜ぶのですが、久夫は親が思う以上にしっかりしていて、





自分は離れて暮らすと改めて言いに来たのでした。
広島への帰りしなにも、祖母(伊藤蘭)やすず(松本穂香)に母親や妹のことをよろしくお願いしますとしっかりと頼む健気さ。




母親との別れもメソメソせず去って行くのですが、見送っただけではたまらず径子が追いかけると、




息子は子供らしくメソメソ泣いていました。
心配かけまいと虚勢を張っていたいじらしさに胸をしめつけられました。





しかも、広島に戻って行くということは、原爆の時は?とも予想されて、更に切なくなりました。




尾野真千子の表情豊かな演技、子役の男の子の余計な演技をしない健気さ、いずれも実に良かったです。





この親子のエピソードがあまりに良くて、今回のすずが周作(松坂桃李)とリン(二階堂ふみ)の仲を怪しみ、自分は代用品と落ち込むエピソードはさほどではなかったです。
かすんでしまいました。




今回の評価は…