息子と判ってあげられなかった…「この世界の片隅に」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回も泣けましたね~。
ホントに私めは、だいぶ涙もろくなっております。年々感じることですが…。




TBS  日曜21時
「この世界の片隅に」第8話

主演…松本穂香
脚本…岡田惠和
演出…吉田健






今回の私めの涙腺崩壊ポイントは、やはり刈谷のタキさん(木野花)が、原爆を被爆しながら呉まで何とか帰ってきた息子を、





焼けただれていて息子と判ってあげられなかったことを悔やむシーン。





何気なく挿入されていたシーンが、こんなに強烈な意味を持っていたとは…。






原爆の恐ろしさを直接に描かず、こんな形で描くところにこの作品の凄みがあります。





救護活動に広島に行って、帰ってきて以来、体調の悪いハルさん(竹内都子)にも、忍び寄る二次被曝の怖さがじわじわと描かれていました。






タキさんの悲嘆の後に、成瀬(篠原篤)が自分が婿養子に入るからと慰めると、更に涙腺は緩みっぱなしでした。






タキさんと成瀬にこんなに泣かされるとは…。
成瀬の言葉にたまらずこらえていた涙を流す幸子(伊藤沙莉)。
成瀬と幸子には幸せになって欲しいと、願わずにはいられませんでした。





何度も見てきた玉音放送を聞くシーンですが、一般市民の受け止め方を、このドラマはリアルに描いていましたね。




空を見上げている堂本のおじいさん(塩見三省)が印象的でした。





やり場のない怒りに駆られるすず(松本穂香)は熱演でしたが、






なぜもっと早く終わってくれなかったかと、改めて幼い娘の死を嘆く径子(尾野真千子)の、「晴美~」の連呼にはかないませんでしたね。





このドラマの尾野真千子はホントにスゴいです。





ラストの現代パートは急に余韻を断ち切られるようでガッカリでした。
毎回必ず出さなきゃってことは無いと思うんですがね。





今回の評価は…