枠を拡大するならするなりのギュッと詰まった中身の濃いものを見せてくれ!ってことなんです。
このドラマの初回は30分も枠拡大でしたが、中身はその分ダラ~~っとしてテンポが悪く、かえってもっさりした印象を与え、逆効果になってしまっていたように思います。。
フジテレビ 月曜21時
「SUITS/スーツ」第1話
主演…織田裕二
脚本…池上純哉
演出…土方政人
織田裕二演じる甲斐と、中島裕翔演じる大貴がバディを組むに至るまでを描いた初回だったわけですが、
ま~~二人が出会うまでが長かったですね~。
なんであんなにもったいぶらないとダメなんですかね。イライラしましたね~。
絶対レギュラー枠でおさまったと思いますよ。
時間稼ぎのムダな部分が結構ありましたから…。
さて、主演の織田裕二ですが、「IQ246~華麗なる事件簿」の時の演技がクセが強すぎたので、それほどでもないなとは思いましたが、
アメリカンテイストな感じにしなければという脚本や演出の意図をくんでか、そう演じているのが見ていてこそばゆいところは結構ありました。
日本人がアメリカ人の真似しても仕方ないんですから、そこはもうちょっと日本人寄りに作っていいように思いましたね。
ハーバード大学出の蟹江役の小手伸也が、アメリカンジョークっぽく喋るのはまだ許せましたが…。
小手伸也の派手めな表情は、ちょっと私めのツボになりそうでもあります。
脇キャラクターならこのくらいクセが強くて良いんです。
所長役の鈴木保奈美や、甲斐の秘書役の中村アンにはまだ照れがあって、その照れが見ていてこそばゆい…。脚本、演出にはそのへんのさじ加減が問われますね。
手段を選ばない甲斐の敏腕ぶりは分かったような分からないような、初回を見る限りは行きあたりばったりっぽくて、凄みは感じませんでしたね。
織田裕二のクセの強さを中島裕翔がどう緩和してくれるか、芋焼酎をソーダで割るみたいな感じになるコンビネーションですが、
次回以降どうなるかですね。
大貴の悪友、遊星(磯村勇斗)と大貴のからみはイマイチ説得力が無く、現実味が薄い分、浮いてましたね。
アメリカ版はどうなっているか分かりませんが、日本版への脚色が上手く行ってないと感じた部分です。
六法全書を丸暗記していたり、大貴の記憶力がどう上手く活かされるのか、このドラマの面白さはそこにもあるでしょうね。
ちょっと様子を見ます。
今回の評価は…