陰と陽の二人の友情…「昭和元禄落語心中」第2話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回は通常枠になり、45分の枠の中でぎっしり中身の濃いものを見せてくれました。




好みは分れるでしょうが、私めはこの世界観は好みです。…なので評価も甘めになります。




NHK  金曜22時
「昭和元禄落語心中」第2話

主演…岡田将生
脚本…羽原大介
演出…タナダユキ




今回は、時代がさかのほって八雲(岡田将生)の少年時代の弟子入りから、助六(山崎育三郎)との出会い、戦中戦後の落語のありよう、助六と二人とも二つ目になるまでが駆け足で描かれました。






陰気で折り目正しく努力家の八雲と、陽気で自由奔放、天才肌の助六の対比は、二人の少年時代からきちんと描かれ、





よく岡田将生や山崎育三郎に似た子役を見つけたなと感心しました。





この作品って私めの好きな映画「さらば、わが愛~覇王別姫~」に落語と京劇の違いはあれどちょっと似ているなと思いました。




八雲は助六に思いを寄せるってことは無いでしょうけどね。





足を怪我して日舞の道を絶たれて陰鬱になった八雲少年が、快活な助六少年によって心を開いていく感じがキラキラとノスタルジックに描かれました。





そして、青年になった二人。
助六を演じる山崎育三郎が実に良いですね。
表情の豊かさ、軽快な身のこなし、しゃべりの生きの良さ、寄席の観客をひきつける感じに説得力がありました。





助六が輝いていればいるほど、それとは違うわが道を進もうとする八雲の立場がくっきりと明確になっていくんです。





助六のような爆笑ネタではなく、落語の中でもしっとりと語る艶っぽいネタをやるようになる八雲。




岡田将生の端正な顔立ちが活きてますね。




友情をはぐくむ二人の仲に波風を立てるであろうみよ吉(大政絢)がラストに登場。
次回が楽しみです。





今回の評価は…