1人でも多くの人に見てもらいたい秀作…「昭和元禄落語心中」第3話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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同じ金曜22時の連ドラでも、視聴率の推移で見ると…

TBS「大恋愛」は…
10.4%→10.6%→10.9%
なのに対して…

NHK「昭和元禄落語心中」は…4.6%→3.3%→3.0%
(いずれもドラマ視聴率サイトより引用、関東地区の数字)





この2作品、ドラマの内容自体は質に遜色はないのに、こんなにも視聴率は開きがあるんです。





録画視聴でも良いですし、毎回再放送もありますから、ぜひ、この作品も見ていただきたい!
ドラマ好きである当ブログの読者のみなさんには強く私めは訴えたいと思います。





NHK   金曜22時
「昭和元禄落語心中」第3話

主演…岡田将生
脚本…羽原大介
演出…小林達夫




今回は、真面目に稽古もし、働いて金も貯めている菊比古(岡田将生)が、初太郎から名を改めた助六(山崎育三郎)に人気も実力も引き離され悩む中、




芸者のみよ吉(大政絢)と出会い、親密な仲となり、勇気付けられ助六に対抗しうる自分の居場所を見つけるまでが描かれました。






前回も書きましたが、菊比古と助六が対照的でありながら、それぞれに魅力的な人物になっていて、岡田将生と山崎育三郎の好演が光っています。






今回は山崎が「夢金」、岡田が「品川心中」を割とたっぷりと語るシーンがありましたが、





両人ともに相当な努力を重ねて撮影に臨んだことが分かる出来ばえで、落語好きな私めも感心しました。




山崎のしゃべりのイキの良さと身のこなしのキレ、岡田の女性しゃべりの艶っぽさ、どちらも難しいネタを自分なりのものにしていました。





助六やみよ吉の満州での悲惨な経験が、彼らの明るさの裏側にあることも今回分かり、そんな二人がこのあと引かれ合うのも分かる気がしました。




大政絢も意外に芸者っぷりが板についています。




今回の岡田将生は落語のみならず、歌舞伎でも有名な演目の「弁天小僧」まで演じて、さぞ大変だったでしょう。




こちらはあくまで落語家のやる芝居ですから、少々拙くてもご愛嬌でした。




顔の彫りが深いので歌舞伎のメイクはあまり合いませんでしたね。





今回の評価は…