ドラマミタロー2018秋 ドラマアカデミー賞 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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毎クール終了後に、私ドラマミタローが最終回まで見続けた作品を対象に選ぶドラマアカデミー賞。





2018年の秋ドラマ、最終回まで見たのは以下の作品。

「ハラスメントゲーム」
「僕らは奇跡でできている」
「獣になれない私たち」
「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~」
「昭和元禄落語心中」
「大恋愛~僕を忘れる君と~」
「僕とシッポと神楽坂」
「ドロ刑~警視庁捜査三課~」
「下町ロケット」
「今日から俺は!!」


10本でした。




実はこれ以外にも記事は書いてませんが、
「ブラックスキャンダル」
「天~天和通りの快男児~」
「パンドラIV  AI戦争」
「コールドケース2」

記事は途中でリタイアしましたが、
「SUITS/スーツ」
「中学生聖日記」


…は見てました。




対象10作品から選ぶ各賞は以下の通りです。

最優秀新人賞
最優秀主題歌賞
最優秀脚本賞
最優秀演出賞

最優秀助演女優賞
最優秀助演男優賞
最優秀主演女優賞
最優秀主演男優賞
最優秀作品賞





まずは…

最優秀新人賞から…




磯村勇斗
「今日から俺は!!」



朝ドラの「ひよっこ」に出ていた人を今さら新人と呼ぶのも何ですが、私めが朝ドラを見てないのと、民放連ドラではレギュラーキャストは「仮面ライダー」を除けば初めてなので、新人賞の対象にさせてもらいました。





同じ今クールの「SUITS/スーツ」にも出ていましたが、受賞対象はあくまでこちらです。





既に実績の若手たちに混じって極めて卑劣なヒールの相良を振り切って演じ、強い印象を残しました。




来年はひっぱりだこになるでしょう。
あまり所属事務所が強くないのでなかなか主演とまでは行かないでしょうが、





主演俳優を食ってしまうような、力のある脇役者として活躍して欲しいです。





惜しくも次点になったのは、同じ「今日から俺は!!」で子分キャラの佐川をキビキビと演じた柾木玲弥。
この人も今後注目です。





あと特記しておきたいのは、作品はリタイアしたので対象外になりましたが、





「中学聖日記」で有村架純の相手役を演じた岡田健史。
私めの妻がすっかりファンになり、朝ドラとかに出たらもっとブレイクすると主張しております。




今回はまだ演技が粗削りでしたが、来年の活躍が楽しみな人ではあります。






続いて最優秀主題歌賞…




「昭和元禄落語心中」主題歌

ゆず
「マボロシ」




最初の内は違和感がありましたが、馴れていくにしたがって、良い曲だな~~と。





「あなたのいない暗闇を独り歩いてゆくと決めたはず」という歌詞は、八雲の親友・助六、恋人・みよ吉を失った喪失感と孤独感をあおり、切なく胸を打ちました。






続いて最優秀脚本賞…




羽原大介
「昭和元禄落語心中」





今クールは大石静(「大恋愛」)、井上由美子(「ハラスメントゲーム」「パンドラIV」)、橋部敦子(「僕らは奇跡でできている」)ら、ベテラン女性脚本家が、流石!と言える良質な脚本を書き、気を吐きましたが…






最優秀はこの人。
原作の漫画がそもそも傑作なんでしょうが、10話の中に見事にまとめた構成力は傑出してましたね。





登場人物一人一人の思いを脇キャラに至るまで綿密に描いていて、非常に良くできた脚本でした。
もっと連ドラを書いて欲しい脚本家さんです。






最優秀演出賞…




タナダユキ、清弘誠、小林達夫
「昭和元禄落語心中」



映画監督のタナダユキと小林達夫、ドラマのベテランディレクターの清弘誠、ちょっと考えたらそれぞれ主張があって、回によってバラツキがありそうなところ、





気にならないほど統一感がとれていたのは見事でした。
映画監督ならではの映像のこだわり、それとじっくりと時間をかけて作ったこだわりは、





特に全部演じさせて一部だけ使うという落語のシーンでは結実し、落語好きな私めも舌をまく素晴しさでした。





明日は助演賞の発表です。