5位は3本が全くの同ポイントで並びましたので3位ということになります。
その1本目は…
3位
高橋一生主演
「僕らは奇跡でできている」…3.80
3⇒4⇒4⇒4⇒4⇒3⇒4⇒4⇒4⇒4
特に大きな事件が起きるわけではなく、主人公と周囲の人々との関わりを淡々と描きながら、現代を生きる人間のあり方にさまざまな疑問を感じさせてくれる奥深い内容の秀作でした。
視聴率は取りづらいけど、こういう型にはまらない連ドラがあってもいいのでは…というスタッフの意気地を感じました。
3位タイ
戸田恵梨香主演
「大恋愛~僕を忘れる君と~」…3.80
4⇒4⇒4⇒4⇒4⇒4⇒4⇒4⇒3⇒3
若年性アルツハイマーの女性と、それを支えた男性との恋物語というちょっと難しいテーマを、親しみやすく、あまりメソメソした感じにせず作品に仕立てあげました。
戸田恵梨香とムロツヨシのナチュラルな好演と、成熟した脚本、演出の力によるものでした。
3位タイ
賀来賢人主演
「今日から俺は!!」…3.80
4⇒3⇒4⇒4⇒4⇒3⇒4⇒4⇒4⇒4
今さらヤンキーを主人公にしたドラマなんて…と思ってたら、どんどんハマってしまいました。
福田雄一イズムが徹底された若い役者たちの振り切った演技はお見事❗️皆愛すべきキャラで、ずっと彼らを見ていたかったです。
2位
唐沢寿明主演
「ハラスメントゲーム」…4.00
4⇒4⇒4⇒4⇒4⇒4⇒4⇒4⇒4
キャストも脚本も演出も失点の少ない堅実な作りで、大人たちが作った大人のための作品になっていました。
ハラスメントとはパワハラ、セクハラ、モラハラ以外にもこんなにいろいろあるのかと、良い勉強になりました。
そして、1位
最優秀作品賞は…
岡田将生主演
「昭和元禄落語心中」…4.20
4⇒4⇒4⇒4⇒4⇒5⇒4⇒5⇒4⇒4
連続ドラマ史に残る傑作でした。
非常に丁寧に、きめこまやかに作られていることがよく分かりました。
よく練られた脚本、映像にこだわり、役者の演技を存分に引き出した演出、自分と違うジャンルや老け役に果敢に挑んだキャスト陣。
三位一体、相乗作用がはたらいて、ベストな形で実を結んだ希有な例です。
秋ドラマアカデミー賞は
最優秀主題歌賞
最優秀脚本賞
最優秀演出賞
最優秀助演女優賞
最優秀助演男優賞
最優秀主演男優賞
そして、最優秀作品賞と実に7冠に輝きました。
見そびれた方はぜひ、配信か、レンタルDVDでご覧ください。