美人は美人、ブスはブスなりに…「フルーツ宅配便」第2話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

今回は幸薄そうな美人のモモ(成海璃子)と整形願望のスイカ(うらじぬの)のエピソード。




それぞれとの咲田(濱田岳)の関わりように優しさがあり、見ていてイヤな気分にならないところが、このドラマ、秀逸です。





テレビ東京  金曜24時12分
「フルーツ宅配便」第2話

主演…濱田岳
脚本…根本ノンジ
演出…白石和彌




モモは里親に育てられたが、養父が亡くなり、養母のためにデリヘルで稼いでいる。
当然養母には内緒で、養母はモモが会社勤めしていると思っている…




咲田から教わった中華料理屋で、養母と食べていたら、無神経な常連に話しかけられ、知られてしまうシーンは切なかったですね。




さまざまな苦悩を乗り越えてきた強さを感じさせる成海璃子の凛とした演技が光っていました。





一方のスイカは、ずっと容貌にコンプレックスを持ってきて、整形手術の費用を稼ぐために入店しますが、客にひどいことを言われ、あっさり辞めてしまいます。





演じるうらじぬのって劇団の女優さんらしく、よく見つけてきたなと感心するほど、見事なブスっぷりで、スゴい存在感でした。





咲田が出くわしたら、覆面して接客する風俗に入って人気らしく、イキイキしている姿にたくましさを感じました。




濱田岳のスイカとのやりとりの、絶妙のリアクションが何とも言えませんでした。





あと、待機室でのデリヘル嬢たちの会話がリアルで、ここも見どころです。




辛口の現実の中に、人情ばなし的な救いがあり、見終えたあとの余韻のあるドラマです。





今回の評価は…