伊武雅刀の善悪の演じ分け…「小吉の女房」第5話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

今放送している大河ドラマがあんな感じなので、このドラマのようにじっくりと見られる時代劇は私めのようなオジさんにはホッとして見ることができます。




NHK  BSプレミアム  金曜20時
「小吉の女房」第5話

主演…沢口靖子
脚本…山本むつみ
演出…井上泰治




このドラマに関して、レギュラーの沢口靖子、古田新太、江波杏子のことは、これまでの記事で誉めてきましたから、今回はゲストについて誉めることにします。





慈悲深い一日上人、実は悪党の暗闇の丑松を演じた伊武雅刀。
優しく老人たちをいたわる上人さまは、実は過去に悪行を重ねており、その罪ほろぼしで今のようになっている…





その二面性を伊武雅刀は巧みに演じ分けてましたね。
…で、改心し、自首して悪党の丑松として罰を受けるまでの葛藤や変化も、しっかりと演じ込んでいて、






流石!伊武雅刀。やるな~って感心しながら見てました。
本人も演じ甲斐があったろうなと思います。





殺しかけて未遂に終わった老婆に、逆に殺してくれと詰め寄られ、タジタジになるシーンは印象的でした。





その丑松を諭すお信(沢口靖子)の凛とした佇まいも良かったし、





丑松とはまた別の実は悪党の坊さんを菅原大吉が演じていて、その悪党を一喝する小吉(古田新太)の啖呵も小気味良かったです。





老人たちと歌を唄うシーンの江波杏子の笑顔にも、最後に江波杏子は良いドラマに出られて良かったなとしみじみ思いました。





麟太郎は鈴木福くんにバトンタッチ。
福くん、だいぶ凛々しくなっていて驚きました。




今回の評価は…