ゲスいんだけど、イイやつなんですよね。
前野朋哉があの顔で演じているので、余計に憎めないヤツになってます。
テレビ東京 金曜24時12分
「フルーツ宅配便」第10話
主演…濱田岳
脚本…根本ノンジ
演出…白石和彌
えみがデリヘル嬢であることも、咲田がデリヘル店長なのも知らなかった小田は、
実はフルーツ宅配便の常連でみかん(徳永えり)がNG客にしている地味山でした…(笑)
確かにその名前何度か出てましたね。
咲田からえみのことを聞くと、指名し、体は反応しているのに、スゴスゴと先に帰ったり…
カンボジアで人道支援している同級生の井上(中島歩)が帰国したら、医師であるのを売りに合コンをセッティングしたり…
やることは、ゲスかったり、セコかったりするのに、小田はどこか憎めないんですね。
…で、合コンに来た女たちがまた最低な連中で、医師と聞いたら井上にベタベタするのに、カンボジアで人道支援と聞くなり態度が豹変…
人材派遣の経営者とウソをついた咲田の方になびくという節操のなさ。
その醜悪とも言えるシーンがあったことで、そのあとにグァバさん(松岡依都美)が夜やってるスナックに行き、
グァバさんのイヤな客あしらいを見て、井上がその魅力を誉めるシーンが活きました。
「そう簡単に人は救えないよ」って井上の言葉は重かったですね。
カンボジアで多くの苦い経験をしてきたんでしょうね。
グァバさんの良さが分かる井上も魅力的に見えるシーンでした。中島歩ってあまり見かけない人ですが、気になりましたね。
この二人の話を受けての送迎車中のイチゴさん(山下リオ)の次の言葉がしみじみ心に響きました。
「人生って努力でどうにかなるものなのかな?」
これって難しい問題ですよね。
でも、私めは人生において努力にムダな努力は無いと思ってます。その時は結果が出なくても、いつか何かには結びつく…そう思ってます。
さて、咲田はえみを救い出せますかね?
ハッピーエンドを願ってます。
今回の評価は…