最後は最優秀作品賞。
この年の満足度ランキングのトップ5をご紹介します。
5位
小池徹平主演
「鉄の骨」
建設業界の談合の内幕を若きゼネコン社員の目を通して生々しく描いた社会派ドラマでした。
NHKはもっとこういう骨のある大人のドラマを作って欲しいですね。
4位
佐藤健主演
「Q10」
もうなかなか脚本を書いてくれなくなった木皿泉の作品。単なる学園ものや恋愛ものとは一線を画するオリジナリティー溢れる作品でした。
脚本家のドラマのキャラ一人一人に注ぐ眼差しが実に細やか、かつ優しいんですよね。
3位
菅野美穂主演
「曲げられない女」
無器用にしか生きられないヒロインと、器用に生きてきたが自分らしく素直に生きることにする親友たちを菅野美穂、谷原章介、永作博美が絶妙なアンサンプルで演じ見ごたえがありました。
ああいう作品が最近は無いな～と残念でなりません。
2位
山下智久主演
「コード・ブルー」
続編ながら前作よりメンバーも役柄同様に成長し、泣ける回が沢山ありました。
比嘉愛未演じる冴島と恋人との死別とか、キムラ緑子と太賀が親子を演じた回とか、今も目に浮かびます。
そして、2010年の年間最優秀作品賞は…
松雪泰子主演
「Mother」
それまでもさまざまな作品を書いていた脚本の坂元裕二が作風を確立させた傑作でしたね。
女たちの母性を容赦なくあぶり出すようなヒリヒリしたセリフの数々。
久しぶりの連ドラ主演の松雪泰子や、連ドラ出演自体久しぶりの田中裕子、まだあまり連ドラに出ていなかった尾野真千子、そしてドラマ史に残る名子役の芦田愛菜、世代の違う女優競演は実に見ごたえたっぷりでした。
ドラマ史に残る傑作でしたね。