中年男性カップルのありよう…「きのう何食べた?」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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これも世の風潮に合わせるように、連ドラでもLGBTをテーマにする作品が増えてきましたね。




どう扱うかは作り手のセンスや品性が問われる難しい題材ですが、





このドラマは「食」という切り口で男性カップルの日常を淡々と描き、その愛情の機微や、世間との向き合いを描いていくようです。






テレビ東京  金曜24時12分
「きのう何食べた?」第1話

主演…西島秀俊、内野聖陽
脚本…安達奈緒子
演出…中江和仁




カップルを演じるのは西島秀俊と内野聖陽。

西島演じるシロさんは弁護士という職業柄、職場ではカミングアウトしておらず、母親(梶芽衣子)からはカミングアウトするようにうるさく言われている。




料理上手で倹約家、お金にはやけに細かくうるさい…




一方、内野演じるケンジは美容師、こちらは職場でもオープンにしていて、言い寄ってくる女性客にも、ゲイなんで…と平気で言ってしまう。




料理しそうに見えて、料理はシロさん任せ、金にもルーズでシロさんに怒られてばかり…。





そんな対照的な二人を西島も内野もそれらしく演じていて、特に内野のなりきりっぷりは見事というよりなく、




さりげない中にシロさんへの愛情をにじませる乙女っぷりは、よく研究された演技。
流石です。





西島の方はまだ西島秀俊っぽさが残ってはいますが、料理の手さばきは鮮やかです。





料理がとても美味しそうに撮れていて、演出は映画監督ならではの凝りようでした。





何となくほろ苦く、何となく癒されるのは、この枠の前作「フルーツ宅配便」同様。
期待にたがわぬ作品になりそうです。





今回の評価は…