TBS 火曜22時
「わたし、定時で帰ります。」第1話
主演…吉高由里子
脚本…奥寺佐渡子
演出…金子文紀
あまり過度な期待はそもそもしていなかった作品ですから、ま~こんなもんかなというのが見終わっての感想てす。
人におすすめするほどでもないし、人に見ない方が良いと批判するほどでもない。
微妙に中途半端な作品なんです。
ヒロインの主義主張は明確で分かりやすいんですが、それがドラマの中で十分に活きているかと言うと疑問。
むしろ、自分が入社した新人の頃の理屈を、今どきの新人に求めてしまい、新人を辞めさせてしまう三谷(シシド・カフカ)のエピソードの方がひかれました。
さすがにパスワードを変えて辞めていくみたいな悪質な社員はいませんでしたが、私めの会社でも働き出して半年もしない内に辞めていく社員は毎年のようにいます。
売り手市場の今どきの新人はホント強気で、ちょっと気にくわないことがあればすぐ辞めてしまうのです。
それよりは定時で帰ろうとしっかり仕事をしてくれるヒロインの結衣の方が全然良いです。
…?
大丈夫か?このドラマ。成立してる?
結衣が周りの考えを変えていくドラマなのか?
ま~様子を見ます。
吉高由里子は、吉高由里子らしい演技。
元彼の向井理は「グッドワイフ」の小泉孝太郎のように、肩の力が抜けたナチュラルな演技。
ちょっと変わりましたね、この人。
それに引き換え、今の彼役の中丸雄一は、幼くて不釣り合い。こちらはミスキャスト。
私めのお気に入りは江口のりこが中国人店主を演じてるヒロイン行きつけの中華料理屋のシーン。
そこの常連客役の梶原善と酒井敏也のぼやきに私めは一番共感できそうです。
ホント、残業も有休もなく働いてバカを見た世代でした。
ユースケ・サンタマリアの部長がどうヤバい人なのか気になりますね。
今回の評価は…