緊迫感ある最終回への盛り上がり…「インハンド」第10話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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最終回はどうなっちゃうんだろう?という興味では今のところ今クールの作品の中では私め的には最高の盛り上がりです。




TBS  金曜22時
「インハンド」第10話

主演…山下智久
脚本…吉田康弘
演出…平野俊一、青山貴洋、岡本伸吾




危険な病原体の研究所建設予定地の栃木県相羽村。そこは高家(濱田岳)の故郷なんですが、




そこでなぜか新型のエボラが蔓延し始め、感染者が続々増えて村は全面封鎖に…。
その中で紐倉(山下智久)と高家は感染を食い止め、人々を救えるのか?という展開に。




今回は事態がどんどん大袈裟なことになっていくスリリングさに引き込まれると同時に、




第5話で描かれた紐倉や福山が体験した地獄に根ざした話で、その過去と向き合う彼らの落し前のつけ方が問われるという人間ドラマの深さもエピソードに重みを加えていました。




第5話を書いた脚本の吉田康弘が、その後担当せずに練り込んだであろう今回と最終回の脚本だと推測され、無駄のない緊密な脚本でした。





第5話を受けて更に強固になった紐倉と高家の絆も、差し迫った状況の中でより強まるという連ドラの醍醐味も含まれているのが秀逸です。




人間嫌いで寄生虫をこよなく愛してきた紐倉が、一番手がかかる人間と向き合い、救うことに積極的になるまでになった変化もまた連ドラの醍醐味です。




自分も残るという牧野(菜々緒)を、お前には村の外でやることがあると、村から出させるシーンもゾクッとしました。




牧野と紐倉、高家のトリオが最大のピンチにどう戦うか?気持ちは高まる一方でした。




今回の評価は…