連ドラの最終回としての醍醐味たっぷり…「インハンド」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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連ドラの最終回って、最近は残念な最終回が多いのですが、




このドラマの最終回は、連ドラの最終回としての醍醐味をしっかり感じられる秀逸な最終回でした。





TBS  金曜22時
「インハンド」最終回

主演…山下智久
脚本…吉田康弘
演出…平野俊一





あれやこれやと風呂敷を広げすぎて、最終回できちんと回収しきれなかったり、強引にけりをつけたり、中途半端な説明で終わったり…みたいなことがよくありますが…




このドラマは紐倉(山下智久)と高家(濱田岳)、牧野(菜々緒)の絆を終始描き続けてきて、その集大成とも言える名シーンが、





エボラに感染した高家を紐倉が見舞うシーンでした。
自分が高家によっていかに変わったかを紐倉が病床の高家に切々と語るシーンにはグッと来ましたね。




このドラマは、人間嫌いで寄生虫好きな天才科学者がいかに変わっていくかを、丹念に描いてきましたからね。




その寄生虫が、高家が奇跡的に命拾いすることにつながっていく仕組みも見事でした。





寄生虫という連ドラでは扱いづらいテーマを、巧みにこのドラマはストーリーに織り込みました。その点にも改めて感心させられる最終回でした。




あと、亡き相棒の入谷(松下優也)が遺したノートが、人々を救うのに役立つ展開も感動的でした。
そういう連ドラならではの連続性が随所に散りばめられていましたね。




絶望的な状況から希望が見えていく展開にも無理やりなところはあまりなかったです。





このメンバーでぜひ続編を見たいですね。
山下智久は「コード・ブルー」や「クロサギ」に並ぶ代表作を手にしました。




濱田岳は、今が役者としてグイグイ伸びていて、まだまだこの先が楽しみです。




菜々緒は、新境地を開きましたね。
次にどんな役を演じてくれるかこちらも楽しみです。




最終回の評価は…