初回を見ただけでは評価しづらい…「監察医 朝顔」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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初回を枠拡大するのって、もういい加減やめたらどうですかね。
得策とは思えないんです。




どうしても枠拡大しないと入りきれないほどのてんこ盛りの内容を初回にどうしても見せておきたいなら分かりますが…




よくありがちなのはダラダラと間延びして、かえって枠拡大が逆効果になるというのが最近は多くなっている気がします。




フジテレビ   月曜21時
「監察医 朝顔」第1話

主演…上野樹里
脚本…根本ノンジ
演出…平野眞



何が言いたいかと言うと、初回は遺体の謎究明エピソードが終わったあとに、




ヒロイン朝顔(上野樹里)と父親の平(時任三郎)が東日本大震災で行方不明になった朝顔の母親(石田ひかり)のことを今もどう向き合っているかを、震災当日の回想も含めてじっくり描いたワケです。




これは朝顔が監察医という仕事についたことにも影響する重要なことなので、初回でしっかりと見せておきたい…という制作者の意図は分かるんですが、




メインディッシュを食べ終えて、あとはデザートだなと思っていたら、もう1品、メインディッシュが出てきたみたいな…




そんな戸惑いがありました。
しかも死因究明エピソードも、いささか昨今似たドラマが多く食傷気味なものを見せられ、ちょっと胃がもたれた後でしたから尚更です。





視聴者のそのへんの感覚を理解して欲しかった気はします。




上野樹里と時任三郎の親子は二人が自然な演技をしていて、仲が良い親子なんだな~という雰囲気は初回から出来上がっていて感心しました。好相性ですね。




朝顔の同僚たちも板尾創路や平岩紙、中尾明慶らでサラリと演じているので、上野樹里に合った雰囲気ですが、




ただ一人アクの強い演技をどうしてもしてしまう主任教授役の山口智子が浮いてます。
そこがお困りポイント。




朝顔の恋人で、平の相棒という厄介な立場を風間俊介が頼りなげに演じていて上手いものですが、風間俊介がやらなくても良いような役です。特異な役こそ輝く人ですからね。




このドラマ、今後どうなるんでしょう。
ユニークな死因究明エピソードを見せてくれるんでしょうか?




今回の評価は…