韓国ドラマのリメイク以外では、相変わらず漫画や小説のドラマ化が多く、オリジナル脚本ははごくわずかというのが、昨今の連ドラの状況です。
更に「SUITS/スーツ」や「グッドワイフ」「ミストレス」のように米・英のヒットドラマのリメイクも増えてますしね。
オリジナル作品を書ける脚本家、企画を考えられるプロデューサーがそれだけいない現状を嘆かざるをえません。
フジテレビ 火曜21時
「TWO WEEKS」
主演…三浦春馬
共演…比嘉愛未、芳根京子、三浦貴大、黒木瞳、高嶋政伸
脚本…山浦雅大
演出…本橋圭太、木内健人
前置きが長くなりましたが、このドラマで三浦春馬が演じるのは初めての父親役で、かつ逃亡犯の結城。
8年前のある出来事から人生を諦め刹那的に生きてきた男が、自分には娘がいると知り、しかもその娘は白血病で骨髄移植のドナーを探していて自分がドナーになれると知り生き甲斐を見いだすのですが…
何者かの策略で殺人事件の犯人にされ逮捕されてしまう…2週間後に迫る移植手術に向け脱走し逃亡を図るタイムリミットサスペンス。
8年前の出来事、そして殺人事件の真相は何か?陰謀渦巻くあたりが韓国ドラマならでは…
緊張感のある展開になりそうです。
更に、芳根京子演じる新米検事の月島も、8年前に事件で父親を亡くし、その黒幕を探るべく検事になり、結城がその事件の鍵を握っているために結城を捕まえようと必死に…。
比嘉愛未は結城との間の娘を生んだシングルマザーのすみれ。
三浦貴大はそのすみれを支える婚約者で結城を追う刑事。
高嶋政伸は8年前の事件にからむ結城と知り合いの実業家。
黒木瞳は月島の協力者で元弁護士の国会議員。
高嶋や黒木瞳がいかにも胡散臭げですね。
あとは、韓国ドラマのエッセンスをどう日本のドラマとして成立させるかの脚本家の技量。
最近作が菜々緒主演の「Missデビル」の山浦雅大はちょっと心細いですね。
視聴率の予想は…7~8%
この手のドラマは視聴率を取りにくいでしょう。