文句なしの面白さ…「これは経費で落ちません」第2話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今クールの連ドラでどなたにおすすめしても、楽しんで見てもらえると太鼓判をおせるのがこの作品です。




初回も既に面白かったですが、第2話は輪をかけて面白くなりました。




NHK  金曜22時
「これは経費で落ちません!」第2話

主演…多部未華子
脚本…渡辺千穂
演出…中島悟




今回のサブタイトルは「落とす女、落とせない女の巻」

そのタイトル通りに、同じ広報課に勤めながら、いろんな物を経費でバンバン落とす織子(片瀬那奈)と、ショールームの飾り付けやらを経費で落とさない室田(真魚)とが対照的に描かれました。





このドラマ、優れているなと思えるのは、単なる勧善懲悪ではなく、ヒロインの森若(多部未華子)は経理としてしかるべきルールに基づいた判断を下すというところにあります。




その信念が実に明確で誰にたいしてもブレが無いので見ていて小気味よく気持ちいいんです。




今回も織子は公私混同しているように見えて、ちゃんと反省して高額なデジカメ購入の元を取るように撮影で請求するようになり、無駄に豪華な差し入れも控えるように…。





一方の派遣社員の室田も、ちゃんとショールームの飾り付けに必要なものは経費でしっかりと落とすようになりました。




初回の山田(重岡大毅)も含め、森若の毅然たる経理としての信念が、人々を変えていくという展開が、見ていてとても心地よいです。





更に、仕事の面では完璧に近い森若が仕事以外ではかなりダメダメなのも、面白いポイントで、




今回の社内報のインタビューや求人用の動画撮影での、仏頂面や、作り笑顔は多部未華子のコメディエンヌぶりの真骨頂でした。




まさに多部未華子の良さがぎっしり詰まった作品になっています。



まだご覧になっていない方は是非一度ご覧になって下さい。




今回の評価は…