住人たちに見え隠れする死の影…「セミオトコ」第4話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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このドラマは地上に出てたった7日間しか生きられないセミの化身、セミオ(山田涼介)が主人公ですが、




今回は住人の春(山崎静代)が死にかかるなど、生と死、命に関わることがセミオのみならず、住人たちを通しても描かれているのが印象的でした。




テレビ朝日  金曜23時15分
「セミオトコ」第4話

主演…山田涼介
脚本…岡田惠和
演出…竹園元




春とマサ(やついいちろう)の夫婦は、子どもを幼い時に亡くしたようで、春はその悲しみを引きずっていて写真を見ては涙するし、




セミオは死んだわが子がセミオとなって現れたのでは?と思ったりもするのです。




山崎静代の柔和な笑顔が良いだけに、その笑顔が消えた時の哀しみの深さが痛いほど伝わりますね。




自分は余命わずかと住人たちに言っている小川(北村有起哉)は、優秀な医師だったらしく不治の病になったからなのか、今は病院の清掃員をしているようです。




家族とも縁を切っているようですが、何があったのかは追い追い明かされるんでしょうね。




小川の人物背景が分かってくるとその言動にも深い意味あいが加わってきますね。




確か初回に、小川がセミオに仕事について語った言葉にも重みが増しました。




セミオがいかに死を受けいれるのか?小川には気になるところなんでしょうね。




また、さりげなく大家のくぎこ(檀ふみ)とねじこ(阿川佐和子)の姉妹にも、幼くして亡くなった弟がいたことが語られました。





彼女たちはセミオの中に亡き弟の面影を偲んでいるのかもしれませんね。




「あと4日も」おかゆさん(木南晴夏)と一緒にいられるとポジティブだったセミオが「あと4日しか」と口にしました。




限られた命についての切ない後半になりそうですね。
今回の評価は…