命あることの大切さ…「監察医 朝顔」第10話、最終回 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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2話まとめての記事になります。
最後まで、このドラマは評価しづらいドラマでした。




部分的に良い場面はあるのですが、トータルで作品を見るとバランスに欠けていたり、





もっと良くなるのに…というもどかしさを感じさせたりするので、





手放しで誉められないし、かといって批判一辺倒にもなれない…




そんな作品でした。





フジテレビ  月曜21時
「監察医 朝顔」第10話、最終回

主演…上野樹里
脚本…根本ノンジ
演出…阿部雅和(10)、平野眞(終)




朝顔と親しい夫婦の階段落ちの件は1話にまとめて良かったし、さも桑原(風間俊介)が土砂崩れで死んだかのような引っ張りもあざとくて、私めとしては減点対象でした。




ただ、第10話の学生に対しての朝顔の講義、土砂災害で遺体が次々運ばれる中での検死作業、




命あることの大切さを静かに訴えてきたこのドラマらしさを明確に訴えてきて、




終盤に来て、やっとこのドラマのあるべき姿を確立したようにも思います。




東日本大震災での経験をふまえて、夏目(山口智子)が若い高橋(中尾明慶)や安岡(志田未来)に無理しないよう諭したり、





藤堂(平岩紙)が応援に来た地元の歯科医たちに、アドバイスするのが、説得力があり惹かれました。





人の死と向き合う難しさを改めて打ち出すことで、



朝顔にしろ、祖父(柄本明)にしろ、里子(石田ひかり)の死を受けいれるというのが、鮮やかに浮かび上がったのだと思います。





祖父の幻想からの号泣は切なかったですね。




第10話、最終回の評価は…