それでも随所にこのドラマらしい遊び心はあり、見ごたえはしっかりありました。
フジテレビ 木曜22時
「ルパンの娘」第10話
主演…深田恭子
脚本…徳永友一
演出…武内英樹
Lの一族が警察に侵入し、巌らしき遺体が身につけていたペンダントを盗み出します。
そのペンダントはまぎれもなく巌がつけていた物で、カギで開けると中には若かりし頃の巌(柄本時生)と祖母のマツ(深田恭子 二役)と、
もう一人、和馬(瀬戸康史)にそっくりの青年が写っていました。
それは和馬の祖父、和一(藤岡弘、)の若き日の姿でした。
そこからマツ(どんぐり)によって語られる三人の因縁話には、引き込まれましたね。
マツが深田恭子っていうのが、あまりのギャップで面白いし、瀬戸康史が藤岡弘を意識した演技をしているのも笑えました。
華と和馬のようにマツと和一も引き裂かれたんですね。
マツが華を応援してくれてたのもそれでよく分かりました。
整形までして諦めたマツの切ない思い。
そこまで変わったマツを受けいれ、Lの一族の一員になるべく名スリ師になった巌もスゴいですね。
和馬を連れ出し乗せたクルマを運転するマツのアップにちょっとジ~んとしちゃいました。
あと、今回おまけ的に良かったのは、円城寺(大貫勇輔)と歌い踊った和馬の母役のマルシア。
こういうおまけの遊び心が、このドラマの魅力ですね。
今回の評価は…