このドラマらしい洒落た終わり方…「これは経費で落ちません」最終回 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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ラスト洒落てましたね。転勤する太陽(重岡大毅)が経理に出した領収書に、「待っててください」と裏書きがあり、





「これは経費で落ちません」と森若(多部未華子)が突き返すその領収書の裏には「待ってます」という文字が。




タイトルを絶妙に活かす洒落たやりとりでした。




NHK  金曜22時
「これは経費で落ちません」最終回

主演…多部未華子
脚本…渡辺千穂
演出…中島悟



ヒロインも魅力的でそれを取り巻く人々一人一人も愛すべきキャラクターとして描かれた群像劇という意味で、このドラマと「凪のお暇」「ルパンの娘」はどれも優劣つけがたく良くできていましたね。




このドラマの最終回も、続編を作ってまたこの人たちを見せて欲しいなと思えるものでした。




専務(橋本淳)のやり方ではなく、自分たちなりに天天を立て直す努力をし、それを専務に提示し、買収もされず、経理部も残る展開は見ていて胸の透くものでした。





森若さんはやっぱりこうでないといけません。
経理部として会社のために尽くすのをモットーとする森若のまっすぐさが、このドラマの魅力であると改めて教えてくれました。




終盤はちょっと恋に傾きすぎましたからね。




多部未華子の森若の良さもさることながら、周りのキャラクターも皆、良かったですね。




私めのお気に入りキャラは…

存在を消す特技を持つ経理部長(吹越満)

沖縄に飛ばされ、沖縄の社員に四苦八苦してる元営業部長(角田晃広)

その後がまを狙っていたのに山崎(桐山漣)に取られてしまった鎌本(高橋洋)


コーヒーが苦手とやっとお局さまに言えた総務部長(モロ師岡)



愛すべきオジさんたちが、良い味を出してましたね。




とりわけ飄々とした吹越満の脱力演技は秀逸でした。




ぜひ続編を希望します。
最終回の評価は…