尾野真千子は悪女が似合う…「怪談牡丹灯籠」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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このドラマ、全4話なんですね。
なかなか見ごたえのある初回でした。




尾野真千子は悪女が似合いますね。
名作「怪談牡丹灯籠」では脇キャラであるお国をヒロインにする新たな試みは、尾野真千子ありきで成立する感じでした。




NHK  BSプレミアム  日曜22時
「令和元年版 怪談牡丹灯籠」第1話

主演…尾野真千子
脚本、演出…源孝志




令和元年版とわざわざ銘打っているので、ドラマ自体の作風も新しいのかと思いましたが、割とオーソドックスな作りでした。





とかく「怪談牡丹灯籠」はお露と新三郎の怪談噺がメインになりがちですが、実は壮大な因縁話で、このドラマは忠実にそれをなぞっています。




飯島(高嶋政宏)が黒川という浪人を殺してしまい、のちにその息子を家来に雇い入れるあたりのじわっとした恐ろしさも、しっかりと描かれています。





とはいえ、このドラマの眼目はやはり女性とはげに恐ろしいというところにあり、




飯島家を崩壊させていくお国の魔性、
新三郎(中村七之助)を恋するあまり、幽霊になっても取りつき破滅させるお露(上白石萌音)の一途さ。




この二人の好演で引き込まれます。
女性は怖く、男は愚かで浅ましい…ですね。





今回の評価は…