遊川的極端キャラのサクラ…「同期のサクラ」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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遊川和彦の前作「ハケン占い師アタル」の主人公アタル(杉咲花)も極端な物言いをする女性でしたが、




このドラマのヒロイン、サクラ(高畑充希)も笑顔をめったに見せず、思ったことは空気を読まずズバズバ言う女性です。





これは脚本家遊川和彦の、あまりに空気を読みすぎる今の若者への、ある種のアンチテーゼなんでしょうね。





日本テレビ  水曜22時
「同期のサクラ」第1話

主演…高畑充希
脚本…遊川和彦
演出…南雲聖一




ただ、極端なヒロインのキャラを素直に受け入れるか、受け入れないかで、このドラマの評価はだいぶ変わると思います。




万人ウケするドラマでないことは間違いないですね。
私めはその点、変り者好きなところがあるので、至って寛容に見ています。




ブレない信念とめざすべき夢を持ち続けるサクラが周りの同期たちをどう変えていくのか、彼らの10年を見ていくことになります。




しかも、入社10年後のサクラは脳挫傷で病床で意識が無く、なぜそうなったのかも気になるところではあります。





サクラを演じる高畑充希は同じこの枠で同じ遊川和彦脚本の「過保護のカホコ」の時と似てるような似てないような演技。





同期一人一人の良いところを誉める時にだけ見せる笑顔が、他のシーンはほとんど無表情だけに印象的でした。





同期を演じる橋本愛、新田真剣佑、竜星涼、岡山天音はオリジナル作品だけにあてがきの部分もあるのか、それぞれに合ったキャラを演じています。




中でも、あまりに自分の考えを押してきて周りを振り回しすぎるサクラにキレる橋本愛の演技は迫力がありました。




味方か敵か判別しにくいファジーな人事部長を椎名桔平が飄々と演じていて、こちらもちょっと気になるキャラです。




今回の評価は…