「勝ち」より「価値」だ…「同期のサクラ」第5話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回は同期の中で最も悩みが無さそうで「勝ち」組を自負していた葵(新田真剣佑)がフィーチャーされました。




新田真剣佑はただのイケメンではありません。
その真価が問われる回でもありました。




日本テレビ  水曜22時
「同期のサクラ」

主演…高畑充希
脚本…遊川和彦
演出…南雲聖一




建設会社の中では花形的な部署である都市開発部に配属された葵(新田真剣佑)は、都市開発プロジェクトにも参加し、社長賞で表彰もされます。




自信満々、勝ち組として調子に乗っている葵は同期たちも見下していて、同期たちからは鼻つまみ者の状態です。





しかし、実は葵の父親(矢島健一)も兄(木村了)も国交省の官僚で、葵はそのためのコネ入社、便宜をはかってもらうようプロジェクトチームにも入っていたのでした。




しかし、大震災後、プロジェクトは政府に凍結されてしまいます。
都市開発部長(飯田基祐)は何とかお父さんに言ってウチだけでもどうにかならないか頼み込んできますが、バカにされてる葵は父や兄に相手に



何のためにお前がいるんだよ…とボロクソ言われる葵。評価されていたのは自分ではなく、あくまで国交省官僚が家族にいるからってだけだったのです。




自分の力では無いと知りしょげてしまう葵をサクラ(高畑充希)は懸命に勇気づけます。





毎度おなじみのサクラのじいちゃんからのファックスは…


「大切なのは、「勝ち」よりも「価値」だ」




勝ち負けばかりにこだわりすぎる愚かさを説いた言葉で、今回も深い言葉でした。




誰かと比べるのではなく自分の価値を考える…
しょげている葵をあえて厳しく叱咤し、サクラは葵の目をさまさせました。




会社に乗り込んできた父親や兄に、葵が勇気を出して訴えた官僚批判は、脚本の遊川和彦の意見とも取れましたが、新田真剣佑が熱弁をふるい、ただのイケメンではないところを見せました。



この人の冷徹な悪役を私めは熱望しております。




官僚にたてついた責任を取らされ、サクラは子会社に出向になりました。
6年目のサクラはどうなっているのか?
夢である橋の建設はどうなるのか?
気になります。




今回の評価は…