大学病院で、フリーの女医がそんな好き勝手できるわけないっツッコミは成り立ちません。
権威主義の大学病院の中で、患者ファーストで活躍する姿を見て痛快な気分になれば、それで良いのです。
テレビ朝日 木曜21時
「ドクターX～外科医・大門未知子～」第4話
主演…米倉涼子
脚本…林誠人
演出…松田秀知
…ってことで、どうせなら中途半端にリアリティーを気にしたりせず、振りきって作ってくれた方が見ていて気持ち良いわけで、
世間から叩かれようと、そこは堂々としていて欲しいと思います。
今回は先端医療外科部長の潮(ユースケ・サンタマリア) の母親(倍賞美津子) のアルツハイマーエピソードと、
陸上界のエース選手(岡田健史)の選手生命に関わる難手術エピソードのあわせ技でした。
潮の母親の方は、大学病院内で神出鬼没。
そこからして荒唐無稽なんですが、息子の手術中に叱咤激励したりして、
真面目な方が見たら、そんなこと許されるわけがない…と目くじらを立てるでしょうが、
そこが、このドラマらしさではあります。
前回、蛭間(西田敏行)の院長回診にみんな来ないのもわびしかったですが、今回のカンファレンスに海老名(遠藤憲一)しかいないのも、蛭間の力が衰えているのを象徴するシーンでした。
とにかく、このドラマにかつての勢いを求めるのも酷かなと思います。
今回の評価は…